感情的にならない思考法

難しい問題

『感情』はトレードで一番必要の無いものであり、
多くの人が試行錯誤しても突破できない
大きな壁でもあります。

そして何より、この問題の厄介な点は、
私がアドバイスしたから
治るものではない事です。

だからこそ
難しい問題と言えますよね。

ただ、対策として考えられることは
2つあります。

①理屈を知る事。

②感情をルールで縛る事。

この2つを知ることで
『感情的にならなくなる!』とは
言えませんが、

少しずつ変わるとは思いますので
ぜひ読んでみてください。

理屈を知る。

理屈を知るとはつまり

なぜやるのか

なぜやってはいけないのか

を、知るということです。

例えば、下記の記事でお伝えしていたような

あわせて読みたい
急騰急落の飛び乗りは期待値が低い こんにちは!rumaです! 今回は、多くの人がやったことあるミスの 『急騰急落の飛び乗りは期待値が低い』 に、ついて話していきます。良ければゆっくりご覧ください。 ...

『急落の飛び乗り』は
詳しく知っていれば

期待値の低い行動だと理解できます。

ですが、

「急落に飛び乗ってはダメだよ」

の、言葉だけではいざという時に、

自分は大丈夫だ、今回だけは大丈夫だ

と、考え、飛び乗ってしまいます。

確証バイアスですね。

確証バイアスとは:自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集める傾向性のこと。

つまり、理屈を知らなければ、

人はいざとなると
間違いを起こしてしまいます。

なので
私たちが使っている
テクニカルの中身を把握すること
非常に大切です。

例えば
ラインをただの線と認識するのではなく、
大衆心理など

『大衆の視点があるからこそ優位性も増す』

という中身をしっかり知れば
さらにラインを信用することができます。

構造をしっかり理解できれば
『根拠の弱いラインでエントリーする』
などの無駄な行為が減り、

自信のある場所でのみ
エントリーすることができるのです。

結果、保有力も強くなります。

つまり

に、なるわけです。

自分の考えている根拠に自信がない人ほど
無駄なトレード、決済をしてしまいますからね。
(急騰急落の飛び乗りもその1つです)

つまり検証などで
『何故やってはいけないのか』を
言語化をしていくと

行動に理を持つようになります。

例①何故飛び乗らないか 
 ⇒ リスクの方が高いから。

何故チャートをシンプルにするのか
  ⇒ 情報オーバーロードを回避する為。

このように
理屈を元に行動する習慣をつけることで
感情の入る余地を少なくしていきます。

曖昧な知っているではなく、
明確な理解は

トレードメンタルの基盤になりますし、
一貫性にも繋がりますので

ぜひ中身(本質)まで学ぶ意識を
持ってください。

感情をルールで縛る事。

これは例えば

などですね。

TPとは:テイクプロフィットの略(簡単に言うと利確場所)
SLとは:ストップロスの略(簡単に言うと損切場所)

基本的に、
感情的になりやすいのは
『ポジション保有中』が
多いです。

そのお金が
明確に賭けられていると感じるときは
ポジション保有中なのです。

そして私たちは
普通に生きていれば
目の前で損益が上下するなんて状況は
ありません。

つまり、慣れていないわけですね。

それを含め

この理屈を理解しているからこそ
私はエントリー前に決めていたTPSLを
大切にしているわけです。

ポジション保有中の考えは
自分の都合の良い解釈をしてしまいがちなので、
私自身5割減の信用度で分析しています。

(あくまで5割減はイメージです。)

つまり早期利確をしてしまう人は、
合理的な判断が出来ない時に
沢山考えているからなのです。

なので、エントリー後TPSLを決めて
出来る限り相場を見ない事が
無駄な思考を増やさない為にも
必要だと思います。

他にも
トレードには感情的になる状況として、
負けトレードの後があります。

負けた後というのは

  • 負けを取り返したい。
  • 負けを認めたくない。
  • 次は確率的に勝てる!

などの感情から
ドテンやナンピンなど

あまり良くない行動をとりやすいと言えます。

その様な感情からくる行動を縛る方法として

というものがあります。

これは目標達成の為の手段なのですが、
トレードでも応用することができます。

次はそのif-then プランニングについて
解説していきます。

if-then プランニングについて

if-then プランニングとは

①(if)もし,「A」だったら、
②(then)「B」する。

というものです。

これをわかりやすく
トレーダーがよく使う方法で
置き換えるのであれば

「A」連続で負けたら(怒り)
「B」チャートを閉じる。

「A」連勝したら(楽観)
「B」ロットを落とす。

「A」わからなくなったら(不安)
「B」手仕舞い。

などなどです。

このように
行動「B」を先に決めておく方法になります。

これは
人間の脳の仕組みに起因しておりまして、
人間の脳はAならばBを実行する』
という指示に反応しやすくなっています。

画像57

そのため、
Aが起きるタイミングで
自然とBに意識が向くようになり、

トレードで言えば
感情的になってもBを見落とすリスクを
大幅に減らすことができます。

更に、
脳は無駄なエネルギー消費は回避し、
節約しようとする性質があります。

つまり、

繰り返し行われる行動はパターン化し
⇒ 無意識に行うようになり
⇒ 最終的には習慣化されていく

という流れになります。

最終的には
習慣にすることが私たちの目標です。
習慣に感情を挟む余地は少ないですからね。

このように
感情から来る異常を感じた場合の行動を
予め設定することにより

その後の『危ない行動』
防ぐことができます。

私が主にやっていた例としては、

「A」3回負けたら ⇒
「B」チャートを閉じて歩くですね。

一見変な行動にも見えますが、
まず椅子から立つことで

チャートから離れる事ができます。

そして私は、
歩く方が脳が働く(というより皆さんも?)
ので、できれば外に出て一旦反省します。

これにより
感情的になって決済直後に
根拠の薄いエントリーをしなくて済みます。

もし
感情的になりやすい状況を見つけたならば
その場面に行動を紐づけましょう。

トレードと同じように
自分に課すルール』ですね。

これは感情的になった時以外でも
もちろん使う事ができます。

例えば

①朝8時になったら 
⇒ チャート分析

②電車に乗ったら 
チャートをチェック

③トレード決済後 
⇒ トレードノートを書く

④エントリーを決める 
 TPSLを決める

このように
行動と行動を紐づける事が
習慣の鍵にもなります。

ちなみに
これによって実行できる確率は
3倍に上がるそうです。

なので是非
if-thenで感情を乗り切り、
習慣化させてください。

≪感情的にならない思考法まとめ≫

感情的になりにくくなる思考法は2つあり

①理屈を知る事

曖昧な知っているではなく、
 理屈を理解をすることで
 突発的なエントリーを減らす。

②感情をルールで縛る事

エントリー前にTPSLを決めておくことで
 保有中に感情が入る余地を無くせる。
 トレード後は『if-then プランニング』で
 感情を縛り、無駄な行動を減らす。

これで感情的にならなくなる
とは言えませんが、

ご紹介した2つの事を継続していくことで
少しずつ変化していくと思います。

引用:ヒカルの碁

感情のコントロールは修得できる技術です。

それを忘れずに
トレードしていただければと思います。

次は若干「テクニカル」のお話です。

あわせて読みたい
ダウ理論は意外と使えない みんな知っているダウ理論 ダウ理論は相場で生きている人のほぼ全員が知っている理論であり、 トレードの基盤ともされています。なので人によっては 『ダウ理論だけで勝...

では、皆さんが相場で生き残ることを切に願っています。


『いいね』機能がつきました!

いいね数は次の記事の参考になりますので、参考になったと思いましたら1クリックお願いいたします!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする