第一章:急騰急落の飛び乗りは期待値が低い

トレード論1

こんにちは!rumaです!

今回はトレードをする前に知って欲しい事をいくつかまとめたページになります。初心者、中級者さん共に参考になる教本になったと思いますので是非読んでみて下さい!

この『トレード論』を読むにあたって、できる限り【第一章】から順番に読んでほしいですが、今回は1つ1つの章で独立しているので興味が無ければ好きな章から読んで頂いても構いません。

今回は『急騰急落の飛び乗りは期待値が低い』について話していきます。良ければゆっくりご覧ください。

目次

《1-1》 急騰急落の飛び乗りをしてしまう理由

*ここからは急落を想定してお話していきます。もちろん急騰の場合でも同じですのでその点を念頭においてお読みください。

恐らく多くの方が想定外の急落を経験したことがあると思います。

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相場で生きているトレーダーさんの多くが「飛び乗りはダメ!」と仰っていますよね。

ですがその言葉を守った結果、どんどん下落していき、

「エントリーしていれば爆益だった。」

恐らくそんな機会損失の経験を全員した事があると思います。

その体験があるからこそ多くの人は飛び乗ってしまい、その時に限って損をしてしまうわけですね。

それ以外にも『皆さんが明確な説明を受けていないから』こそ飛び乗ってしまうと私は考えています。

仕事でも

「これはやってはダメだよ。」

と言われるよりも

「このような理由があるからやってはいけないよ。」

と理由を明確に知っている方がミスは少ないと思います。

なので、すべてのトレーダーさんが同じことを考えているかわかりませんが、私が解説してみようと思いますので是非読んでみてください。

《1-2》 飛び乗りが駄目な理由

何故飛び乗りが駄目と言われているのか、それは『損切、利確はどうするの?』という部分にあると思います。

例えば、多くの人はある程度下落した段階で急落に気づきます。

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そして人間の性質上、急落を見ると

「もっと落ちていくのではないか?」

という錯覚に陥ります。焦っていれば尚更ですね。

つまりまだ落ちるのであれば、ここでエントリーしても利益が出る!という短絡的な考え方になります。

だからこそ急落急騰を見るとチャンス!と感じてしまうわけですね。

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ですが画像を見てもらうとわかる通り、ここに根拠は1つもありません。ただ感情的になって自分の都合の良い解釈で相場を分析しています。

これが飛び乗りの悪い点①『感情に起因して行動している』ですね。

そもそも明確な根拠を元にトレードしているのであれば悪い飛び乗りにはならないのです。

では、あえて飛び乗りエントリーをしてみましょう。今回は下画像のようなチャートでエントリーしてみます。(ピンクが急落部分)

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すると損切は急落前の価格帯にしなければいけません。

何故なら損切は『根拠が否定された時』にするものだからです。

大前提にそれ以外で損切をしてはいけません。

そう考えると

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この紫ラインを超えた場合、急落をすべて打ち消しているので『急落が無かった事』になりますよね。

*ちなみにもう1つ損切するべき理由があるのですが、それは【第五章:ダウ理論が意外と使えない理由】にて話しています。

つまり急落という根拠が否定された紫ラインで損切をすることができます。

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実際の相場で見てみるとこのような感じです。(もしかしたらもっと手前で急落に気づくかもしれません。)


時間足にもよりますが大体吹き出し辺りで『この下落がかなり強い事』に気づき、飛び乗ります。すると最低でも紫ラインを超えた場所(今回は約60pips)が損切になります。

結構『遠い』ですよね。

このようなエントリーでなくても飛び乗りは大体損切が遠くなるように出来ています。このパターンで恐ろしいのがGOLDですね。

GOLDなんかはボラが大きいのでこの損切幅でも100pips超えてるなんてことは全然あります。

そうなるとGOLDに慣れていない人は含み損に耐えられず、損切ラインに届く前に損切してしまいます。

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このような場合では、根拠が否定されている訳ではないので急落前の価格帯まで戻る事は無くトレンド継続、、

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なんて事ももちろんあるわけです。

実際にこのポンド円でもその現象が起きています。

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大前提に

急落が否定されるまでは、必ず急落のトレンド継続です。

つまり急落は、損切が遠くなる為『大損』や『ビビり損切で結局機会損失になりやすい』

というのが悪い点②です。負けた時の傷は色んな意味で大きくなりやすいわけですね。

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ただ、この相場のような急落を見て

「でも損切幅があるとはいえ、そこからエントリーしたら利益になるのに勿体ないな~」

と思う方もいらっしゃると思います。

ここで③の問題が発生します。それが

『利確はどこでするの?』

という問題です。

焦って飛び乗った時に利確場所を決めている人はほとんどいないと思います。逆に、損切&利確の場所を想定していればそこまで悪いトレードではありません。

『雰囲気で入ったポジションは雰囲気で利確する』

これは私が昔から思っていることなのですが、雰囲気でエントリーしてしまうと、その後雰囲気に押されて決済してしまいやすくなります。

私は他のトレーダーさん以上に根拠を煮詰めるタイプなのですが、その理由の1つが適当に入らない為です。

為替相場は相場の中でもランダム性が高いものだと私は思っていますので、エントリーを待ちすぎて丁度良いとも思っているわけです。

まぁこれはケースバイケースですが根拠を持つことは本当に大事です。

つまり急落の雰囲気に押されて入ったポジションは、必ず上昇の雰囲気で決済してしまいます。

先ほどあった、含み損に耐えられず損切してしまう事と似たような感じですね。

利確も少し反転の雰囲気を醸し出せば、すぐ決済してしまうと思います。私が実際そうでした。

例えば先ほどのポンド円

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このような反発を見せられると「やばい!利確しないと!」となってしまうと思います。

何故なら急落の雰囲気に押されてエントリーした人なのですから、急騰の雰囲気に押されて決済してしまうのはおかしな事ではありませんからね。

これも含めて早期利確をしてしまいやすい状況とも言えます。結果、利益になったとしても

「意外と利益出てないな、、」

となるわけです。ついでにリスクリワード(RR)も見ておきましょう。

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この時点の相場ではありますが、完璧にとってもRR1:3以下です。

一見高RRに見えますが、これは奇跡的かつ綺麗に取れた場合の話であり、完璧に取れてやっと本来の私のトレードと同じくらいなのが問題なのです。

そして大前提に急落で一番注意しなければいけない点は、ポジションが急激に偏ることです。これが悪い点④ですね。

ポジションの偏りとは:例えば急落は売りばかり入る事なので、必然的に売りポジションを持ってる人が買いポジションより多くなります。これにより利確決済の買いが入る量も多くなるので、逆に急騰する可能性が高いと言えます。

ポジションが偏ると一気に決済が入りやすくなり、逆に急騰を見せる場合があります。

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結果このようにすぐ反転して底になる場合もあるわけです。

実際の相場では

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コロナショックなんかがその典型ですね。

つまり急落後は急騰しやすい相場環境と言えるのです。

結局、急落が継続するか分からない状態である『急落時』にエントリーすることがそもそも危ないと言えます。

それよりも

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急落後の相場に合わせてリスクを限定しながらエントリーした方が賢く、利益になりやすく、RRも良くなりますよね。

≪急騰急落の飛び乗りは期待値が低いまとめ≫

飛び乗りの悪い点は4つある。

①感情が起因してエントリーすることが多い。

②損切場所が遠くなり、大損、ビビり損切が出やすい状況。

③利確場所もわからないから雰囲気で利確してしまいやすい。(結果リスクリワードも悪くなる)

④そもそも急落相場は急騰しやすい環境でもある為危ない。



以上の点から急落は全然チャンスではありません。チャンスに見えてるだけです。

そもそもですが

想定外の急落』という想定外の相場である以上、触らない方が良いに決まっていますよね

重要なのはその後の展開と覚えといてください!

これで第一章を終わります。

続きはこちら

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では、皆さんが相場で生き残ることを切に願っています。


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