急騰急落の飛び乗りは期待値が低い

トレード論1

こんにちは!rumaです!

今回は、多くの人がやったことあるミスの

『急騰急落の飛び乗りは期待値が低い』

に、ついて話していきます。
良ければゆっくりご覧ください。

急騰急落の飛び乗りをしてしまう理由

*ここからは急落を想定してお話していきます。もちろん急騰の場合でも同じですので、その点を念頭においてお読みください。

恐らく多くの方が
想定外の急落を経験したことがあると思います。

画像26

相場で生きているトレーダーさんの多くが

と、仰っていますよね。

ですがその言葉を守った結果
どんどん下落していき、

「エントリーしていれば爆益だった。」

恐らくそんな機会損失の経験
全員した事があると思います。

その体験があるからこそ
多くの人は飛び乗ってしまい、
その時に限って損をしてしまう
わけですね。

それ以外にも

『皆さんが明確な説明を受けていないから』

こそ飛び乗ってしまうと私は考えています。

仕事でも

「これはやってはダメだよ。」

と言われるよりも

「このような理由があるからやってはいけないよ。」

と、理由を明確に知っている方が
ミスは少ないと思います。

なので、
すべてのトレーダーさんが
同じことを考えているかはわかりませんが、
私が独自解説してみようと思いますので
ぜひ読んでみてください。

飛び乗りが駄目な理由

なぜ飛び乗りが駄目と言われているのか、
それは

という部分にあると思います。

例えば、多くの人は
ある程度下落した段階で急落に気づきます。

画像1

そして人間の性質上、急落を見ると

「もっと落ちていくのではないか?」

という錯覚に陥ります。
焦っていれば尚更ですね。

つまり

という短絡的な考え方になります。

だからこそ、急落急騰を見ると
チャンス!と感じてしまうわけですね。

画像27

ですが、
画像を見てもらうとわかる通り、
ここに根拠は1つもありません。

ただ感情的になって
自分の都合の良い解釈で相場を分析しています。

これが飛び乗りの悪い点①

ですね。

そもそも、
明確な根拠を元にトレードしているのであれば
悪い飛び乗りにはならないのです。

では、あえて飛び乗りエントリー
してみましょう。

今回は下画像のようなチャートで
エントリーしてみます。(ピンクが急落部分)

画像2

すると、損切は急落前の価格帯
しなければいけません。

なぜなら、
損切は『根拠が否定された時』
するものだからです。

大前提にそれ以外で
損切をしてはいけません。

そう考えると

画像3

この紫ラインを超えた場合、
急落をすべて打ち消しているので

『急落が無かった事』

になりますよね。

*ちなみに、もう1つ損切するべき理由があるのですが、それは【ダウ理論が意外と使えない理由】にて話しています。

つまり、急落という根拠が否定された
紫ラインで損切をすることができます。

画像

実際の相場で見てみると
このような感じです。

※もしかしたらもっと手前で
急落に気づくかもしれません。

時間足にもよりますが
大体吹き出し辺りで

『この下落がかなり強い事』

に気づき、飛び乗ります。

すると、最低でも
紫ラインを超えた場所(今回は約60pips)が
一番近い損切場所になります。

結構『遠い』ですよね。

このようなエントリーでなくても

飛び乗りは大体
損切が遠くなるように出来ています。

このパターンで恐ろしいのがGOLDですね。

GOLDなんかはボラが大きいので
この損切幅でも100pips超えてる
なんてことは全然あります。

そうなると
GOLDに慣れていない人は
含み損に耐えられず、

損切ラインに届く前に損切してしまいます。

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このような場合では、
根拠が否定されている訳ではないので
急落前の価格帯まで戻る事は無く

結局、トレンド継続…

画像6

なんて事も、もちろんあるわけです。

実際に
このポンド円でもその現象が起きています。

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大前提に

つまり急落は、
損切が遠くなる為『大損』や
『ビビり損切』で

結局、機会損失になりやすい。

というのが悪い点②です。

わけですね。

画像

ただ、この相場のような急落を見て

「でも損切幅があるとはいえ、そこからエントリーしたら利益になるのに勿体ないな~」

と、思う方もいらっしゃると思います。

ここで③の問題が発生します。それが

という問題です。

焦って飛び乗った時に
””利確場所を決めている人””は
ほとんどいないと思います。

逆に、損切&利確の場所を想定していれば
そこまで悪いトレードではありません。

これは私が昔から思っていることなのですが、
雰囲気でエントリーしてしまうと、

その後雰囲気に押されて
決済してしまいやすくなります。

私は他のトレーダーさん以上に
根拠を煮詰めるタイプなのですが、
その理由の1つが適当に入らない為です。

為替相場は相場の中でもランダム性が高いもの
だと私は思っていますので、
エントリーを待ちすぎて丁度良いとも
思っているわけです。

まぁこれはケースバイケースですが
根拠を持つことは本当に大事です。

つまり

急落の雰囲気に
押されて入ったポジションは、
必ず上昇の雰囲気で決済してしまいます。

先ほどあった、
含み損に耐えられず損切してしまう事と
似たような感じですね。

利確も少し反転の雰囲気を醸し出せば、
すぐ決済してしまうと思います。

私が実際そうでした。

例えば、先ほどのポンド円

画像9

このような反発を見せられると

「やばい!利確しないと!」

と、なってしまうと思います。

なぜなら
急落の雰囲気に押されて
エントリーした人なのですから、

急騰の雰囲気に押されて
決済してしまうのはおかしな事では
ありませんからね。

これも含めて
早期利確をしてしまいやすい状況とも
言えます。

結果、利益になったとしても

「意外と利益出てないな、、」

となるわけです。

ついでにリスクリワード(RR)も
見ておきましょう。

画像10

この時点の相場ではありますが、
完璧にとってもRR1:3以下です。

一見高RRに見えますが、
これは奇跡的かつ綺麗に取れた場合の話であり、

完璧に取れてやっと
本来の私のトレードと同じくらいなのが
問題なのです。

そして大前提に
急落で一番注意しなければいけない点は、
ポジションが急激に偏ることです。

これが悪い点④ですね。

ポジションの偏りとは:例えば急落は売りばかり入る事なので、必然的に売りポジションを持ってる人が買いポジションより多くなります。これにより利確決済の買いが入る量も多くなるので、逆に急騰する可能性が高いと言えます。

ポジションが偏ると
一気に決済が入りやすくなり、
逆に急騰を見せる場合があります。

画像11

結果、このように
すぐ反転して底になる場合もあるわけです。

実際の相場では

画像56

コロナショックなんかがその典型ですね。

つまり、

結局、急落が継続するか
分からない状態である『急落時』
エントリーすることが

そもそも危ないと言えます。

それよりも

画像12

急落後の相場に合わせて
リスクを限定しながらエントリーした方が賢く、
利益になりやすく、RRも良くなりますよね。

≪まとめ≫

飛び乗りの悪い点は4つある。

感情が起因して
エントリーすることが多い。

損切場所が遠くなり、
大損、ビビり損切が出やすい状況。

利確場所もわからないから
雰囲気で利確してしまいやすい。
(結果リスクリワードも悪くなる)

④そもそも急落相場は
急騰しやすい環境でもあるため
危ない。



以上の点から

そもそもですが

想定外の急落』という
想定外の相場である以上、
触らない方が良いに決まっていますよね

重要なのはその後の展開と覚えといてください!

今回はこれでおわります!

続きはこちら

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それでは、皆さんが相場で生き残ることを
切に願っています。


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